社労士事務所のAIO対策ガイド | AI検索で「選ばれる事務所」になるための5つの仕組みづくり
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「紹介は増えているが、今のままだと成長スピードが遅く、従業員の採用も思うようにできない。」
そんな壁を感じていませんか?
今年に入ってから、経営者も求職者もAIで社労士事務所を探し始めています。
この記事では、事務所を大きくしたい代表者に向けて、AIの回答に選ばれるためのAIO対策(AIに紹介されやすくする工夫)についての重要な5つのポイントを解説しています。
「紹介だけでは、次の成長が見えない」と感じていませんか?
社労士事務所を大きくするうえで、紹介は大切な集客方法です。
ただ、紹介だけで増やせる顧問先には限りがあり、事務所をスピード感もって大きくしていくためには、紹介以外の集客方法も必要となります。
そして顧問先が増えれば、対応する人も増やさなければなりません。社労士やスタッフの採用も、あわせて強める必要があります。
比較検討される場面で、自事務所はAIに紹介されていますか?
その新しい集客方法として、AIからおすすめされる事務所になることが重要になってきています。
理由としては、経営者も求職者も、Google検索する前にAIに聞く確率が増えているからです。
AIからおすすめされた社労士事務所だけを比べて、問い合わせ先を決める。そんな流れが出始めており、AIの回答に出てこなければ、Webサイトを見てもらうこともできなくなっています。
実際に、ナイルが2026年7月に行った調査(仕事でBtoBサービスや外注先を選んだ経験がある329人が対象)では、選定時の情報収集に「AI検索・AIチャット」を使った人が64.1%で最多となり、「検索エンジン」の55.0%を上回りました。
さらに、AI検索で得た情報が最終的な選定に「かなり影響した」と答えた人が72.5%、「ある程度影響した」と答えた人が25.6%で、合わせると98.1%にのぼります。社労士事務所への依頼も外注先選びのひとつであり、同じ流れになってきています。
出典: ナイル「“AIからの推薦”が最重要に!BtoBサービス・外注先選定における生成AIの活用実態調査」(2026年7月8日〜9日実施、全国の20〜60代の男女329人、インターネット調査)
AIOとは?SEOとの違いについて
AIOは、AI Optimization(AI最適化)の略で、ChatGPTやGoogleのAI回答などで、自事務所の情報が引用・紹介されやすくなるよう整える取り組みを指します。
SEOとの違いは「検索順位」だけでなく「AIの回答で取り上げられること」
SEO(検索エンジン最適化)は、検索結果で自社のWebサイトを上位に表示させ、ユーザーの訪問につなげることを目指します。一方、AIOは、ChatGPTなどのAIが生成する回答の中で、自社の情報やサービスが引用・紹介・推薦されることを目指します。
両者の大きな違いは、ユーザーへの情報の届き方にあります。
従来の検索(SEO)では、ユーザーが検索結果に表示されたWebサイトを比較し、必要な情報を探していました。一方、AI検索では、AIが複数の情報を参考に回答をまとめ、ユーザーの質問に直接答えます。
例えば、「中小企業におすすめの社労士事務所は?」という質問だけでなく、「東京都で従業員50名程度の製造業に適した社労士事務所は?」といった具体的な条件を含む質問にも、AIが回答することができます。
そのため、AIOでは正確で専門性の高い情報に加え、自社がどのような顧客に、どのような価値を提供できるのかを具体的に伝えることが重要になります。
特に、次のような情報を充実させることが有効です。
- 正確性:サービス内容や料金、対応範囲などが正確で、信頼できる情報に基づいている
- 一貫性:Webサイト内で企業情報やサービス内容に矛盾がない
- 専門性:専門的な知識や経験、実績などが具体的に示されている
- 具体性:対象となる業種や企業規模、対応できる課題、導入事例などが明確になっている
ただし、SEOとAIOは対立するものではありません。これまでSEOで取り組んできた、わかりやすい記事の作成や正確な情報の発信、Webサイトの技術的な最適化などは、AIOにおいても重要な土台となります。
既存のSEO施策を活かしながら、AIにも自社の特徴や強みが伝わりやすい情報を充実させ、検索エンジンとAI検索の両方で選ばれるWebサイトを目指すことが大切です。
成長を目指す社労士事務所ほど、AIOに取り組むべき3つの理由
事務所を大きくするには、集客方法を紹介以外にも持つ必要があり、それが今、AI検索に広がってきています。
理由1:紹介だけでは、集客が不安定になる
紹介は、今も強い集客方法です。ただ、紹介の数は顧問先や提携先の数と気持ちに左右されるため、自分たちの力では増やしにくく、事務所を大きくするペースには追いつけなくなります。
そこで新しい集客方法として注目されているのがAI検索です。
ナイルの調査では、外注先やサービスを選ぶ際の情報収集でAI検索・AIチャットを使った人が64.1%と、検索エンジンを上回っています。経営者が「就業規則を見直したい。どこに頼めばいい?」とAIに聞き、おすすめされた数事務所から選ぶ。そんな探し方が、すでに広がってきています。
理由2:AIの回答に入らないと、比べてもらう土俵にも乗れない
法人顧問のような大きな案件ほど、契約の期間も金額も大きくなるため、経営者は慎重に、複数の事務所を比べて決めます。その比較にもAIが使われており、同じ調査では、生成AIを使った人の80.1%が「各社のサービス内容・強みを比較する」ために、50.7%が「候補企業を探す」ために使っています。
候補に入るかどうかは、事務所がどんな情報をWebサイトに出しているかで決まるため、そこを整える取り組みであるAIOが必要となってきます。
理由3:始めるのが遅いほど、追いつくのに時間がかかる
AIOは、始めてすぐに効果が出る取り組みではないので、始めた時期の差がそのまま差になります。事務所情報の統一、サービスごとのページ、FAQ、記事の根拠と更新日など、どれも書いて積み上げていく情報で、1か月でそろうものではありません。
さらに同じ調査では、今後AI検索を「積極的に利用したい」と答えた人が79.1%、「場合によって活用したい」を合わせると99.5%でした。AIの利用はこれからも広がっていくため、同じ地域で拡大を目指す他の社労士事務所が本格的に動き出す前に始めるほど、差をつけやすくなります。
補足:採用にも、同じことが言えます
顧問先が増えれば、担当する従業員も増やさなければなりません。
現在は、新卒や転職活動でもAIが使われており、実際に、CINCが2026年5月に行った調査(就職・転職活動の経験者1,296人が対象)では、活動中に生成AIを使った人が67.7%にのぼり、AI経由で知らなかった企業を知った人も62.8%というデータが出ています。
出典: CINC「【就職・転職活動における生成AI利用の実態調査】生成AIは求職者の企業選びをどう変えているのか?」
今からできるAIO対策5つ
では、実際にAIO対策で行うべきことはどのようなことなのでしょうか。
ここではどの事務所でもできる、土台となる方法を5つ紹介していきます。
対策1:事務所情報が最新になっているか
まず、ネット上にある事務所の情報を、すべて同じ最新の内容にそろえます。
法人名、拠点の所在地、電話番号、営業時間、対応エリアが、自社のWebサイトだけでなく外部のサイトも含めて、どこでも同じ表記になっているかを確認してください。
AIは、インターネット上に複数の違う情報があると同じ事務所だと認識しにくくなるため、最新の情報に統一する必要があります。ナイルの調査でも、AI検索を使った人の34.6%が「情報が古い・正確かどうかわからない」と感じており、最新で一貫した情報を出しておくことが、おすすめされる前提となります。
見落としやすいのは、次の場所です。
- Googleビジネスプロフィール(地図検索に表示される事業者情報)
- 商工会議所・商工会、社労士会などの会員名簿や検索ページ
- 求人サイト、ハローワークの求人、自社の採用ページ
- SNS、ポータルサイト、提携先のサイトに載った紹介ページ
- 公開しているパンフレットやPDF資料
なお次のような変更があった場合は、自社のWebサイトは直しても外部のサイトが古いまま残りやすいので、特に注意が必要です。
- 事務所を移転した
- 営業時間や電話番号を変更した
- 拠点を増やした、閉じた
- 個人事務所から法人になり、法人名が変わった
下記のような表記の違いも、そろえておきましょう。
- 「社会保険労務士法人〇〇」と「〇〇社労士法人」が混ざっている
- 住所が「1-2-3」と「1丁目2番3号」で違っている
- ビル名が、あるページだけ抜けている
個人事務所から法人成りした場合は、個人事務所時代のホームページが残っていないかも確認し、残っている場合は、301リダイレクト(古いページを開いた人を、新しいページへ自動で転送する設定)を行う必要があります。
Webサイトの制作会社や管理者に「旧サイトから新サイトへ、301で転送したい」と伝えれば通じます。転送が難しいときは、旧サイトのトップに「〇年〇月に法人化し、Webサイトを移転しました」と書き、新サイトへのリンクを置いてください。
対策2:サービスごとに、専門領域を打ち出す
「労務のことなら何でもお任せください」では、比較されたときに、AIにも読み手にも事務所の強みが伝わりません。現在は、AI検索を使った人の34.1%が「紹介内容が薄く、比較の決め手にならなかった」と答えており、労務の中でも、これまでにどんなケースに対応してきたのかを具体的に書くことが必要となります。
参考として、現在AIでどのように質問されているか、具体的な内容をお伝えします。
この質問に対しておすすめされる事務所になるには、「どんな業種・どの規模の会社に、何をしたか」が書かれたページが必要で、具体的に書いてあるほど、候補として選ばれやすくなります。
そしてサービスを複数展開している場合は、サービスごとにページを分けて説明してください。
- 労務顧問(日常の相談への対応)
- 給与計算・社会保険手続き
- 助成金の申請支援
- 就業規則・人事制度の整備
各ページには、次の内容を書きます。
- 対象となる企業(業種、規模)
- これまでに対応したケース(例:〇〇業・従業員〇〇人規模で、〇〇を整備した)
- 対応内容と、事務所の強み
- 相談方法(対面かオンラインか)と、対応エリア
- 契約までの流れ
- 料金(目安でもかまいません)
対策3:AI検索で自社がどう紹介されているか確認する
ChatGPTやGeminiなどのAI検索で、自社の事務所がどのように紹介されているかを確認してみましょう。
Google検索では自社のWebサイトが上位に表示されていても、AI検索では別の社労士事務所が紹介されることがあります。そのため、従来の検索順位だけでなく、AIの回答に自社が登場するかを確認することが大切です。
確認するときは、事務所名を直接入力するだけでなく、実際に社労士を探している経営者が質問しそうな内容で検索してみてください。
例えば、次のような質問です。
質問するときは、自社が得意とする業種やサービス、対応エリアなどを条件に入れることがポイントです。
また、AIの回答を確認する際は、次の4つに注目してください。
- 自社の掲載状況: 自社の事務所名が回答に登場するか
- 競合の掲載状況: どの社労士事務所が紹介されているか
- 紹介される理由: どのような特徴や強みが説明されているか
- 情報の正確性: 自社のサービス内容や所在地、対応範囲などに誤りがないか
もし自社が紹介されていなければ、紹介された競合事務所のWebサイトも確認してみましょう。サービス内容や実績、専門分野など、自社サイトには掲載していない情報が見つかるかもしれません。
ただし、AIの回答は質問の仕方や検索するタイミングによって変わります。1回の検索で紹介されなかったからといって、AI検索で評価されていないと判断するのは早いです。
また、同じ質問で継続的にAIでどのように紹介されているか確認していくことも重要となります。
対策4:一次情報を蓄積する
一次情報とは、現場で経験したから書ける情報、いわゆる実績・経験の内容のことで、相談でよく聞かれる質問と、その答えが代表例です。そしてその情報をFAQページに追加していき、FAQページはAIO対策においては王道の対策になりますので、よくある質問を充実させることが大切です。なお書き方のコツは、次の4つです。
- 質問は、お客様の言葉のまま書く
- 答えは、結論を先に書き、3〜4文で短くまとめる
- 根拠になる法令や、公的機関のページへのリンクを添える
- 会社の状況で答えが変わるときは、その旨を書く
たとえば、こんな形です。
Q. 就業規則は、従業員が何人から作る必要がありますか?
A. 常時10人以上の労働者を使用する事業場では、就業規則を作成し、労働基準監督署に届け出る必要があります(労働基準法第89条)。パートやアルバイトも、労働者に含まれます。
FAQの量が多い場合には、FAQだけの専用ページを作成することもおすすめです。
「労務顧問」「助成金」「就業規則」「社会保険」など、テーマ別に分けると探しやすくなります。FAQ以外にも、対応した事例、手続きでつまずきやすい点、法改正に対する実務家としての見解は、一次情報になります。
対策5:記事には、根拠・更新日などを明確にする
自社サイト内で公開している記事には、参照した法令や、厚生労働省など出典先のリンクを記載することを忘れないようにしましょう。記事を書くときは、次の3点を入れてください。
- 参照した法令
- 厚生労働省、日本年金機構、労働局など、出典になる公的機関のページへのリンク
- 「〇年〇月時点の情報です」という一言
また社労士事務所の場合は、法改正などで情報が変更になる場合があるので、古い情報を修正した場合には、記事の更新日も記載するようにしてください。
AIOを採用にも活かす
集客対策で顧客向けに整えた情報は、そのまま求職者にも届くため、採用ページもAIが読み取れる形に整える必要があります。
求職者が知りたいことを、先に書く
求職者は、仕事の中身と働く環境を知りたいと思っているので、次のような内容を採用ページに書いておくとAIから認識されやすくなります。
- 仕事内容と、1日の流れ
- 研修や育成の仕組み
- 働き方(勤務時間、在宅勤務の有無など)
- キャリアの道筋(専門分野の広げ方など)
そして、先輩スタッフのインタビューや、担当者が書いた実務の記事は、採用の場面でも一次情報になりますので、公開できると強みになります。
AIに紹介された後に「問い合わせ」につなげる方法
比較される案件では、問い合わせた担当者が社内で説明しやすい情報があるかどうかが、問い合わせの決め手となります。
比較しやすい情報を置く
大口の案件では、問い合わせた人が上司や経営層に説明するので、その人が説明しやすい材料を先に用意しておきましょう。
- 事務所の体制(専門家の人数と専門領域)
- 対応の流れ(相談から契約まで)
- 料金の考え方(「要見積もり」だけにしない)
- 支援の実績
相談の入口を、目的別に分ける
顧問契約の相談、スポット業務の依頼、採用への応募と、目的が違えば入口も分けたほうが迷わないので、それぞれページの目立つ場所に置いてください。
各ページに、相談の入口を置く
問い合わせ先は、トップページだけに置くのではなく、サービスのページ、記事、FAQの最後にも設けます。「うちの場合はどうなる?」と思った瞬間にすぐ相談できる近さが、問い合わせを増やします。
現在地をチェックして、次の一歩へ
まずは10項目のチェックリストで現在地を確認し、そのうえで今日は1つだけ動いてみてください。
10項目のセルフチェックで確認する
次の項目に「はい」「いいえ」で答えてください。
- 法人名・拠点・連絡先が、全ページ・全拠点で同じ表記になっている
- サービスごとにページが分かれ、対象と流れが書かれている
- 料金の考え方が載っている
- ChatGPTやGeminiなどで、自事務所がどう紹介されるかを確認したことがある
- 確認した結果(紹介された事務所名・内容・確認日)を記録している
- よくある質問のページがある
- 記事に、根拠のリンクと更新日が載っている
- 更新の担当者と、確認の流れが決まっている
- 採用ページに、仕事内容や育成の仕組みが書かれている
- 顧問契約の相談と採用応募の入口が、目的別に分かれている
「いいえ」が多かった方は、1〜3から始めてください。事務所情報とサービスの整理が、ほかの対策の土台となるためです。
今日からできること・次の一歩
対策3の方法で、ChatGPTなどのAIに「〇〇県 社労士 (得意分野)」と質問してみてください。自分の事務所が出てくるか、どう紹介されているかをメモします。所要時間は5分ほどです。
そのうえで、上のチェックリストを幹部やスタッフと一緒に確認してみてください。組織で現状を共有することが、最初の一歩となります。
「何から手を付ければいいかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。
社労士事務所のAIO対策ならフォワードX
この記事で紹介した対策は、どれも社労士事務所の中で進められますが、日々の業務と並行して進めるのは簡単ではありません。そこで、本記事を運営するフォワードXでは、社労士・税理士・弁護士の事務所に向けて、AI検索で選ばれるための支援(士業AIO)を行っています。
行政書士の代表が、士業事務所の目線で支援している
代表の塩野豪は行政書士です。2016年に行政書士事務所を設立し、2019年に法人化して行政書士法人フォワードを設立するなど、士業事務所の経営にも携わってきました。その士業の実務と事務所経営の経験を、士業向けのAIO支援に活かしています。
詳しくはこちら(会社概要)
社労士の得意業務に合わせて、AIに伝わる情報を整えられる
労務相談・就業規則・助成金・給与計算・人事評価など、事務所の得意業務に合わせて、AIへの質問のされ方と競合を分析します。そのうえで、対策4・5で紹介したFAQや記事に加え、構造化データ(AIが情報を読み取りやすくするための記述)まで整えます。
詳しくはこちら(サービスページ)
顧問先集めだけでなく、採用にも活かせる
士業AIOで整えた情報は、顧問先だけでなく、事務所で働きたい人にも届きます。
5章で紹介した採用ページの整え方も同じ考え方で進められるため、社労士やスタッフの採用を強めたい事務所にも活用いただけます。
詳しくはこちら(サービスページ)
無料診断で、AIでの今の見え方がわかる
ChatGPTなどのAIで事務所がどう紹介されているか、競合はどこかを無料で診断し、改善案をお出しします。
対策3の確認を自社で行ったあとに、結果の見方や、何から直すかを相談したい場合にも利用できます。
今のSEO会社や制作会社とも連携して進められ、東京・茅場町での対面のご相談もできます。「何から手を付ければいいかわからない」という方は、まずは無料診断をご利用ください。
詳しくはこちら(サービスページ)
AIO無料診断
AI検索での自社の見え方、
確認してみませんか?
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表示状況を分析 - 競合との比較
- 改善ポイントを
ご提案
この記事の執筆・監修
フォワードX株式会社 AIO編集部
AIO・SEO・生成AI領域の専門チームが執筆・監修しています。
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